学校薬剤師業務

学校薬剤師業務

学校薬剤師とは学校保健法に基づいて、薬剤師が学校環境の維持改善について指導助言します。
定期的に学校環境衛生検査を行うことによって児童、生徒の健康増進をはかり、学校教育を円滑に実施するため設けられた制度です。

【学校プールの検査】
プールは入泳者の体の汚れ、汗などにより、いつも汚染されております。
適正に管理がされていないと、プール熱やハヤリ目などの感染がおこります。
そこで、プール水の消毒は基準どおりか、有機物などの汚れの具合や一般細菌、大腸菌群などの検査を行っております。

【学校給食の衛生管理】
学校給食で食中毒が発生すると、大勢の患者が出る可能性があります。食中毒菌は、サルモネラ菌、大腸菌、O-157など色々です。そこで、学校給食による事故の発生がないよう衛生的な管理が必要です。
学校薬剤師は給食設備や取扱いが衛生的かどうか使用水、調理機械、器具、食器類、冷蔵庫、温度計などに問題はないかを、定期的に検査をしています。

【飲料水の検査】
水道法により、学校の水道施設、設備の点検や清掃は定期的に行われておりますが、学校では、衛生的な水を使用するために、使用水の日常点検と定期点検を行っております。
日常点検は、外観、臭気、味などと、基準どおりの残留塩素が保持されているかを、生徒や教職員が毎日点検しております。定期点検は、学校薬剤師により、化学検査のほか、一般細菌、大腸菌群などについて水道 法に基づいた検査を行います。